東京ディズニーリゾート、第3のテーマパーク新設へ―今後さらに10か所程度増設も


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東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドは25日、2020年を目途として、東京都北部に同社として3番目のテーマパークとなる「東京ディズニーBAR」をオープンさせる方針を明らかにした。
開設予定地は東京都北区赤羽で、現在のディズニーシーと同規模の50万平米程度の面積となる予定。既に用地買収交渉は95%以上完了しており、再来年、東京五輪開催と共に日本中の話題をさらうことになりそうだ。


この戦略は、同社が抱える課題のいくつかの解消を狙ったものとみられる。


一つは企業としての成長力。
同社の収益は基本的に、ディズニーリゾートを訪れる来場客数と、客単価により決まる。ディズニーランド・シーともに慢性的な混雑が続くなか、部分的拡張等を繰り返してきたが、用地の制約から限界に達している。客単価も既に十分高く、これ以上の収益の成長が見込みづらくなっており、企業としての成長余地をどこかに求める必要を強く迫られていた。

もう一つは、「千葉なのに東京ディズニーリゾートとは何事か」という根強い批判。
ディズニーリゾートは、「千葉にありながら東京を名乗る不届き者」の代名詞として、「東京ドイツ村」(袖ヶ浦市)と共に、強い批判にさらされてきた。今回、北区赤羽にテーマパークを開設することで、「東京」を名乗る一定の根拠が得られることになる。



東京ディズニーBARは、その名の通り、「大人のための社交場」を意識したテーマパークだ。
赤羽近辺は、お酒をたしなむ中高年の聖地とされ、近年若者層も含め人気が急上昇している。同社ではこの雰囲気を最大限に活かすため、原則としてテーマパークの敷地内で営業している飲食店は、店名の頭に「ディズニー」を冠したうえでそのまま営業を続けてもらい、ディズニーキャラクターにちなんだ「北京ダック」などの名物料理を最低1品提供してもらうことで、テーマパークとしての一体感を確保するという。
現在の赤羽が持つ雰囲気・魅力と、ディズニーリゾートの持つブランド力を最大限に融合させ、低コストで唯一無二のテーマパーク化を実現させる戦略だ。


この計画について、米国のディズニー本社では「ディズニーの世界観からかけ離れている」と難色を示しているというが、オリエンタルランドは「世界で最も高齢化が進む日本でわが社が生き残るにはこの方向性しかない」と、一歩も引かない構えだ。



赤羽と浦安にはさまれた田端、上野、浅草、両国などのエリアについても、10年以内を目途に順次買収を進め、第4〜第15のテーマパークを次々にオープンさせていく構想だ。
両国については、国技館を全面的にリニューアルし、「東京ディズニー場所」を年中無休で開催。髷の代わりにミッキーマウスの耳を付けた力士が、電飾を施した派手なまわし姿で登場して取組みを披露させるというアイデアだ。
また田端については、坂道が多いという地形の特色を生かし、公共交通機関を兼ねた「ジェットコースター的バス」「バンジージャンプ風エレベータ」等を多数配置。さらに地元の商店の店主には、ディズニーキャラクターの着ぐるみを着用して営業してもらうことで、「東京・下町の情緒とテーマパークのワクワク感の融合」というコンセプトを実現させようという狙いだ。
一方、上野については、動物園のパンダに、ディズニーキャラクターの化粧を施す案が検討されているが、中国が強く抵抗しており、実現の道のりは険しそうだ。


全てのテーマパークが完成し、赤羽〜浦安までが一体化した「東京ディズニーゾーン」は、総面積4,000万平米、年間延べ来場客数7億5千万人を見込む、世界に誇るエンターテイメントの総本山となる見込みだ。


本当にこの構想が実現するのか、またエリア内に現在住んでいる人はどうなるのか、今後も注目が必要だ。