ジャニーズ事務所がSDGs推進に名乗り-秋元康氏と衝突も

 

注意:この記事には,現時点において事実ではない情報が大量に含まれています。記事中に登場する法人名・個人名等は実在のものとは一切関係がありません。その点をご理解のうえお読みくださるようお願いいたします。

 


政府のSDGs推進本部は、5日に開催された第7回会合において、SDGsの国民への一層の認知度向上を促進するため、ジャニーズ事務所と包括提携する方針を決定した。


SDGs(持続可能な開発目標)は、2015年の国連サミットで採択されたものだ。先進国を含む国際社会全体の開発目標として、2030年を期限とする包括的な17の目標を設定している。
グローバル企業や社会問題への関心が高い市民を中心に高い関心を集め、世界各国では既に様々な取組みが進められている。
しかし日本国内においては、今一つ認知・関心が高まらない状況にあり、政府等も「このままでは国際社会との距離感が開く一方だ」と危機感を強めていた。


そうした状況に、救いの手を差しのべる形となったのが、ジャニーズ事務所の代表・ジャニ―喜多川氏だ。
環境・人権問題に深い関心を寄せているジャニ―氏は、わが国で認知度が向上しない原因が「17の目標が抽象的すぎる」ところにあるのではないか、と分析。
「17目標それぞれに、具体的なイメージキャラクターを置くことで、国民の愛着や認知度が高まるのでは」と考え、旧知の官邸関係者に打診したところ、同じく国民的関心の低迷に悩んでいた関係者にとってはまさに「渡りに舟」の話であったため、具体的な詰めが行われないままにとんとん拍子で話が進んだという。

 


5日の会合で、ジャニー氏から提示された具体的な「17目標それぞれのイメージキャラクター」は以下のとおりだ。

 


1  貧困をなくす(森且行;元SMAP
2  飢餓をゼロに(香取慎吾;元SMAP
3  人々に保健と福祉を(草なぎ剛;元SMAP
4  質の高い教育をみんなに(木村拓哉;元SMAP
5  ジェンダーの平等(中居正広;元SMAP
6  安全な水とトイレを世界中に(稲垣吾郎;元SMAP
7  エネルギーをみんなに、そしてクリーンに(櫻井翔;嵐)
8  働きがいも経済成長も(二宮和也;嵐)
9  産業と技術革新の基盤をつくろう(相葉雅紀;嵐)
10 人や国の不平等をなくそう(大野智;嵐)
11 住み続けられるまちづくりを(松本潤;嵐)
12 つくる責任つかう責任(赤西仁;元KAT-TUN
13 気候変動に具体的な対策を(山下智久;元NEWS)
14 海の豊かさを守ろう(渋谷すばる;元関ジャニ∞
15 陸の豊かさも守ろう(滝沢秀明;元タッキー&翼
16 平和と公正をすべての人に(今井翼;元タッキー&翼
17 パートナーシップで目標を達成しよう(野村義男;元たのきんトリオ

 


ジャニー氏は「これら17名は、それぞれ強烈で魅力的な個性を持っているが、それゆえにお互い反発しやすいメンバーばかりを揃えた」と説明。「お互いに矛盾する要素も抱える17目標を、包括的・総合的な観点から同時に達成していこうという、SDGsのコンセプトにまさにピッタリである」と力説した。


しかし、具体的なキャラクターを初めて見た委員からは、様々な意見が続出。
「相次ぐ解散・活動休止・メンバー脱退で窮地に陥りつつあるジャニーズ事務所の救済策に過ぎない」
「海の豊かさを主張するのは、渋谷すばるよりも鳥羽一郎の方が適任では」
野村義男というのは誰だ」
等々、約1時間にわたり委員からの意見が続いた。
ジャニー氏は「これだけ多様な意見を出させたのは、これら17名の力だ。まさにSDGsにふさわしい」と苦し紛れのコメントを述べた。
長時間にわたった議論は、議長のとりまとめもあり、「たのきんトリオの代表は野村義男ではないはず」という全員一致の意見を踏まえ、目標17のキャラクターを田原俊彦氏に差し替えることで決着、承認された。


次回の第8回会合においては、イメージキャラクター17名が会議の場に登場して、それぞれの意義を強烈にアピール。その状況をYoutubeで公開し、国民的関心を一気に高める目論見だという。


なお、ジャニー氏は、このSDGsにかかるイメージキャラクターの活動をアピールするため、これらのメンバーをまとめて「SDG17」と名付けてデビューさせることについても提案している模様だが、関係者によれば秋元康氏から強硬なクレームが付いており、実現するかどうかは微妙だ。
「アルファベット3文字+数字」ビジネスの元祖である秋元康氏は今年5月に、東京・千駄ヶ谷をイメージした新ユニット「SDG48」を立ち上げる準備を進めており、「完全にバッティングする」というのが反対の理由だという。


稲垣吾郎氏が「安全な水とトイレの普及」をどうプレゼンし、嵐のリーダーとして様々な雑務を押し付けられてきた大野智氏が「人や国の不平等是正」をどういう表情で語るのか、また千駄ヶ谷をイメージしたアイドルユニットとはいかなるものなのか、様々な観点から、今回の取組みがどう展開していくのか、注目が必要だ。